応答速度とは?GtoG/MPRTの違いを初心者向けにやさしく解説

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みなさんこんにちは!こいぬです!

モニター基礎シリーズ、今回はついに「応答速度」編です!!!

「ゲーミングモニター選びで見るべきスペック」って言うと、だいたいリフレッシュレート(Hz)の話が真っ先に出てくると思うんですけど、実はセットでよく語られる「応答速度(ms)」って、Hzとはまったくの別軸の話なんですよね。

しかも応答速度の表記、よく見ると「GtoG」とか「MPRT」とか単位みたいなのがついてて、「1msって書いてあるのに数字が全然違う…?」ってなったことがある人もいるんじゃないかなと思います(わたしも最初そうでした…)

というわけで今回は、

  • 応答速度って結局なにを表してるの?
  • GtoGとMPRTって何が違うの?
  • リフレッシュレートとは何が違うの?
  • 結局どのくらい気にすればいいの?

この4つを、初心者にもわかるようにやさしく整理していきます!わたしの実機(メイン・サブ・3枚目)の数値も、ちゃんとメーカー公式で確認したうえで紹介するので、最後まで読んでもらえると嬉しいです!

この記事の結論を先に言っちゃうと

  • 応答速度は「なめらかさ」の指標じゃなくて「残像・ブレの少なさ」の指標
  • GtoGとMPRTは、同じ「ms」でも「測り方」が違う → 単純比較できない
  • リフレッシュレート(Hz)=「1秒間に何回描き替えるか」、応答速度(ms)=「1回の描き替えがどれだけ速いか」で別軸

この3つだけ覚えてもらえればOKです!それでは詳しく見ていきましょう~。

1. 応答速度とは何か

応答速度っていうのは、ざっくり言うと「モニターの1つの画素(ドット)が、ある色から別の色に切り替わるまでにかかる時間」のことです。単位は ms(ミリ秒)で表記されていて、1msなら「1000分の1秒」で色が切り替わる、という意味になります。

数字が小さいほど「速い」=残像やブレが出にくい、という理解でOKです。逆に応答速度が遅いモニターだと、動きの速い映像を見たときに、前のフレームの映像がうっすら残って見えてしまう「残像(ゴースト)」が起きやすくなります。

ただ、この「応答速度1ms」っていう表記、実はメーカーによって測り方(テスト条件)が違うことがあって、単純に数字だけを見比べるのはちょっと危ういんです。ここが今回のいちばんお伝えしたいポイントなので、次の章から順番に見ていきますね。

2. GtoGとは

GtoG(Gray to Gray)っていうのは、応答速度の測り方のひとつで、「グレーからグレーへ、画素の色が切り替わるのにかかる時間」を基準にしています。

昔からゲーミングモニターのスペック表でよく見る「応答速度○ms(GTG)」っていう表記は、だいたいこのGtoG基準の数値です。パネル自体が「色をどれだけ速く切り替えられるか」という、いわば「素の性能」に近い指標というイメージです。

3. MPRTとは

MPRTは Moving Picture Response Time の略で、「動いている映像が、どれだけボケて(残像として)見えるか」を表す指標です。

GtoGが「1つの画素の色の切り替え速度」を見ているのに対して、MPRTは「実際に映像が動いているときの見え方(残像感)」に近い測り方をしています。バックライトの点滅制御(黒挿入など)で残像を減らす技術と組み合わせて、MPRTの数値を短くしているモニターもあります。

4. GtoGとMPRTの違い(ここ大事!)

ここがいちばん誤解されやすいところなんですけど、GtoGとMPRTは「測っているもの」自体が違うので、同じ「1ms」という表記でも、単純に横並びで比較することができません。

例えば「GtoG 1ms」のモニターと「MPRT 1ms」のモニターがあったとして、「じゃあ同じくらい速いんだ!」とはならない、ということです。メーカーによってテストの条件(測定環境・アルゴリズムなど)も異なるので、スペック表の数字だけを見て「このモニターの方が○倍速い」みたいな判断をするのは、ちょっと危ういなと個人的には思っています。

なので今回この記事でも、モニターごとの応答速度は紹介しますが「どっちが優れてる」という比較はせず、「事実としてこの数値」というだけの紹介に留めますね。

5. リフレッシュレートとの関係

ここで『リフレッシュレートとは?』の話ともつながってきます。

  • リフレッシュレート(Hz):1秒間に画面が何回描き替わるか=「更新“回数”」の話
  • 応答速度(ms):1回の描き替えがどれだけ速く終わるか=「1回の更新“速さ”」の話

この2つはセットで語られがちなんですけど、実は別のスペックなんですよね。いくらリフレッシュレートが高くても、応答速度が遅いと、せっかくの高い更新回数に画素の切り替えが追いつかず、残像っぽさが出てしまうことがあります。逆に応答速度が速くても、リフレッシュレート自体が低ければ、そもそも描き替えの回数が少ないので「なめらかさ」自体は上がりません。

「なめらか」と「くっきり」、両方揃って初めて気持ちいい映像体験になる、というイメージを持ってもらえるとわかりやすいかなと思います。

Hzについてもっと詳しく知りたい方はこちらもチェックしてみてください👉『リフレッシュレートとは?』

6. パネル方式との関係

応答速度は、パネルの方式(IPS・VA・TN)によっても、速さの出やすさに傾向があります。

一般的には、TNパネルは応答速度を出しやすい方式として知られていて、VAパネルは発色や視野角に強い一方で応答速度はやや苦手な傾向がある、と言われることが多いです。IPSパネルはもともと発色・視野角に強い方式なんですが、最近は「Fast IPS」のように応答速度を改善したタイプも増えてきています(わたしのメインモニターがまさにこれです)。

このあたりの詳しい違いは別記事で詳しくまとめてるので、気になる方はあわせてどうぞ👉『モニターのパネルの違い』

7. 結局どのくらい必要か

これはもう「用途によります」というのが正直な答えになります。

対戦ゲーム(FPS・格闘ゲームなど)をガチでやる人にとっては、応答速度の速さは「一瞬の判断」に直結するので、気にする価値は大きいと思います。一方で、映像視聴や作業用途がメインの人にとっては、極端に応答速度を追い求める必要はそこまで無いかな、というのが正直なところです。

ちなみにわたしは対戦ゲーム特化というわけではないので、残像の気になり方については人によって差があるだろうな、というスタンスで見ています。「みんな絶対1msじゃないとダメ!」みたいな断定はせず、自分の遊び方・使い方に合わせて考えてもらえたらいいなと思います。

選び方をもっと広く整理した記事もあるので、あわせてチェックしてみてください👉『ゲーミングモニターの選び方』

8. わたしの実機の場合

最後に、わたしのトリプルモニター環境の応答速度を、事実ベースで紹介しますね(メーカー公式で確認済みです!)。

  • メイン:『Pixio PX248 Wave』 → 応答速度 1ms(GTG)
  • サブ:『Pixio PX246 Wave』 → 応答速度 4ms(GTG)
  • 3枚目:『Pixio PX275 Wave』 → 応答速度 1ms(MPRT)

こうして並べてみると、メインと3枚目は数字だけ見ると同じ「1ms」なんですけど、GtoGとMPRTで測り方が違うので、これも単純に「同じ速さ」とは言い切らないようにしています。(4章のとおりですね)

サブのPX246は4ms(GtoG)と、メインのPX248より数字は大きいんですが、サブの主な用途はDiscordや配信中のOBS表示、まったり系のYouTube・アニメ視聴なので、正直そこまで気になったことはないです。このあたりは以前『サブモニターの選び方』の記事でも書いた「サブ用途ならHzは60Hzでも十分」っていう持論と近くて、応答速度についても同じ感覚を持っています。

実機のレビューはこちらから👉 『Pixio PX248 Wave レビュー』 『Pixio PX246 Wave レビュー』 『Pixio PX275 Wave レビュー』

まとめ

  • 応答速度は「残像・ブレの少なさ」の指標で、リフレッシュレート(なめらかさ)とは別軸
  • GtoGとMPRTは測り方が違うので、数字だけの単純比較はできない
  • パネル方式によっても速さの出やすさに傾向がある
  • 気にする度合いは用途次第。対戦ゲーム勢は要チェック、それ以外は数字にこだわりすぎなくてOK

モニター基礎シリーズ、これでリフレッシュレート・パネル・解像度・サイズ・HDR・表面処理・応答速度と、だいぶ揃ってきました!引き続き、実体験ベースでやさしく解説していくので、よかったらまた読みに来てください!

それではまた!

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