同期技術とは?G-Sync・FreeSyncの違いと必要性を初心者向けにやさしく解説

ガジェット

みなさんこんにちは!こいぬです!

ゲーミングモニターを調べていると、スペック表のところに『G-Sync』とか『FreeSync』とか、なんだか強そうな名前が出てきませんか?

「Hz(リフレッシュレート)は聞いたことあるけど、同期技術ってなに?」「G-SyncとFreeSyncって結局どっちがいいの?」「わたしNVIDIAのグラボなんだけど、FreeSyncのモニターって使えないの?」「ていうか、そもそも同期技術って必要なの?」

……はい、わたしも最初は全部「???」でした(笑)

でも安心してください!この記事を読めば、この4つの疑問がぜんぶスッキリ解決します~!

先に結論を3つだけ言っておきますね。

  • 同期技術=「GPU(グラボ)」と「モニター」のタイミングのズレをなくす技術。あると画面のカクつき・ズレが減って快適になる!
  • G-Sync=NVIDIA製/FreeSync=AMD製。でも今は、NVIDIAのグラボでもFreeSyncモニターが「G-Sync Compatible」として使えることが多いので、身構えて高いモデルを選ばなくても大丈夫!
  • 必要かどうかは用途次第。動きの速いゲームをやるなら効果を感じやすいけど、映像視聴や作業メインなら「必須!」ってほどでもないです。

それでは、順番にやさしく見ていきましょ~!


1. 同期技術とは何か?

まず「同期技術」ってなんなの?ってところからです。

モニターには『リフレッシュレート(Hz)』という「1秒間に画面を何回描き替えるか」の回数がありますよね。60Hzなら1秒間に60回、200Hzなら200回です。

一方で、ゲームを動かしているグラボ(GPU)のほうにも『フレームレート(fps)』という「1秒間に何枚の絵を作れるか」の数字があります。

問題は、このHzとfpsが、いつもピッタリ揃っているわけじゃないってことなんです…

たとえばモニターは「今から60回描き替えるよ~」って一定のペースで動いているのに、グラボのほうは重い場面だと45枚しか作れなかったり、軽い場面だと120枚も作れちゃったりする。このタイミングがズレると、画面が乱れちゃうんですね。

そのズレを直して、「モニターの描き替えるタイミングを、グラボが絵を作るペースに合わせてあげる」のが同期技術です。専門用語だと『VRR(Variable Refresh Rate=可変リフレッシュレート)』と呼びます。「Hzを固定じゃなくて、その場に合わせて変えられるようにする」ってイメージですね!

ここでちょっとだけ整理させてください。似た用語とゴッチャになりやすいので…!

  • リフレッシュレート(Hz)=画面を描き替える「回数」=なめらかさ
  • 応答速度=1回の描き替えの「速さ」=残像・ブレの少なさ
  • 同期技術(VRR)=グラボとモニターの描き替える「タイミング」を合わせる ←今回のテーマ!

つまり、この3つはぜんぶ別モノなんです。「回数」でも「速さ」でもなく、「タイミング合わせ」が同期技術。Hzそのものについては👉『リフレッシュレートとは?』、応答速度については👉『応答速度とは?GtoG・MPRTの違い』でくわしく書いているので、あわせて読むと基礎がバッチリ固まります~!

大事なのは、「Hzが高くても、グラボのfpsとズレると画面は乱れる。そのズレを直してくれるのが同期技術」ってことです。ここ、テストに出ます(出ません)。


2. ティアリングとスタッタリングとは?

「ズレると乱れるって、具体的にどう乱れるの?」って気になりますよね。乱れ方には大きく2種類あります。

ティアリング(画面が横にズレて割れる)

『ティアリング』は、画面が横一線でパックリとズレて表示されちゃう現象です。英語の「tear(引き裂く)」が語源で、名前のとおり画面が引き裂かれたみたいに見えます…

これは主に、グラボのfpsがモニターのHzを上回ったとき(fps>Hz)に起きやすいです。モニターが1枚を描き終わる前に、グラボが次の絵を送っちゃうので、上と下で違うコマが表示されて「ズレ」が見えちゃうんですね。カメラをブンッと横に振ったときなんかに目立ちます。

スタッタリング(一瞬止まってカクつく)

『スタッタリング』は、映像が一瞬「カクッ」と引っかかる現象です。こっちは逆に、グラボのfpsがモニターのHzに届かないとき(fps<Hz)に起きやすいです。絵が間に合わなくて、同じコマがちょっと長く表示されちゃう感じですね。

昔はV-Syncで対処していた…けど

じつは昔から、ティアリング対策として『V-Sync(垂直同期)』という機能はありました。ただこれ、「グラボをモニターの描き替えに合わせて待たせる」というやり方なので、待たせる分だけ入力の遅れ(入力遅延)が増えちゃうという弱点があったんです。せっかくのゲームで操作がモッサリするのはイヤですよね…。

そこで登場したのが、待たせるんじゃなくて「モニターのほうを合わせにいく」G-SyncやFreeSyncというわけです!これなら入力遅延をほとんど増やさずに、ティアリングもスタッタリングも抑えられる!かしこい~!


3. G-Sync(NVIDIA)とは?

ではいよいよ、2大同期技術の紹介です。まずは『G-Sync(ジーシンク)』から。

G-Syncは、グラボメーカーの『NVIDIA(エヌビディア)』が開発した同期技術です。GeForce(ジーフォース)シリーズのグラボでおなじみのメーカーさんですね。

G-Syncの一番の特徴は、モニターの中に専用のチップ(G-Syncモジュール)を積んでいること。この専用チップがグラボと直接やりとりして、タイミングをかなり精密に合わせてくれます。対応するfpsの範囲(レンジ)が広かったり、fpsがガクッと落ちたときの安定感が高かったり…というのが強みです。

ただし、専用チップを積んでいるぶんモニターのお値段が高くなりがちで、しかも基本はNVIDIAのグラボが必要という縛りもあります。

G-Syncには、いくつか種類(グレード)があるので、名前だけ知っておくと安心です。

  • G-Sync……専用モジュール搭載の基本グレード
  • G-Sync Ultimate……HDR(明暗+色の豊かさ)にもしっかり対応した上位グレード。映像の美しさまでこだわる最上位クラスです。HDRってなに?って方は👉『HDRとは?モニターの「HDR対応」って意味あるの?』もどうぞ!
  • G-Sync Compatible……専用モジュールは積んでいないけど、NVIDIAが「これはちゃんと動くよ」と認定したモデル。これがめちゃくちゃ大事なので、あとで6章でくわしくやります!

4. FreeSync(AMD)とは?

お次は『FreeSync(フリーシンク)』です。

FreeSyncは、これまたグラボメーカーの『AMD(エーエムディー)』が開発した同期技術です。Radeon(レディオン)シリーズのグラボでおなじみですね。

FreeSyncの一番の特徴は、『VESA Adaptive-Sync(アダプティブシンク)』という業界共通の規格をベースにした、オープンな技術だということ。「VESA」というのはモニター業界の標準を決めている団体で、Adaptive-Syncはそこが定めた同期の仕組みです。

オープン規格って何がいいの?というと、モニターメーカーがライセンス料(使用料)を払わなくていいんです。だから採用のハードルが低くて、安いモデルにもどんどん載せられる→普及しているというわけ。さらに、G-Syncと違ってHDMI接続でも使えることが多いのもポイントです(ここ、あとで重要になります…!)。

FreeSyncにも、グレードが3段階あります。

  • FreeSync……基本グレード
  • FreeSync Premium……120Hz以上(フルHD時)などの条件を満たした上位グレード。『LFC』という機能に対応しています。LFC(Low Framerate Compensation)は、fpsが対応範囲の下限を割り込んでも、フレームを複製してカクつきを抑えてくれる仕組みです。fpsが落ちたときに強い!
  • FreeSync Premium Pro……上のPremiumに、HDR対応まで加わった最上位グレードです

「Premium」がつくと、fpsが落ちたときの安定感が上がる、と覚えておけばOKです~!


5. G-SyncとFreeSyncの違いは?

さて、山場のひとつめ!「で、結局どう違うの?どっちがいいの?」ってところを、フラットに整理していきます。

だいたいこんな感じで違います。

昔は、「G-Syncのほうが専用チップがある分だけ性能が上」と言われていました。これは事実で、かつては差が大きかったんです。

でも、ここが大事なんですが、2025年時点では、画質や入力遅延の差はかなり小さくなってきています。実際、同期をオンにしたときの入力遅延の差は、テストでもごくわずか(数ミリ秒レベル)で、体感しづらい範囲だと言われています。上位グレードのFreeSyncも増えてきて、差が縮まっているんですね。

なので今は、「G-Syncだから絶対いい!」というより、選ぶ基準は「価格」「追加機能」「認証(対応表記)」というのが実情です。むやみに高いG-Syncモジュール搭載機を狙わなくても、じゅうぶん快適に使えます~!

※ちなみに、「対戦でモニターを選ぶときって、ほかに何を見ればいいの?」という全体像は👉『ゲーミングモニターの選び方』にまとめてあるので、そちらもハブ的に使ってくださいね!


6. G-Sync Compatible=NVIDIAのグラボでFreeSyncが使える!

はい、今回いちばん伝えたいところです!(ドンッ)

「わたしNVIDIAのグラボなんだけど、FreeSyncのモニターって使えないんじゃ…?」って心配していた方、朗報です。

FreeSync対応モニターの一部は、NVIDIAから「G-Sync Compatible」の認定を受けていて、NVIDIAのグラボでもちゃんとVRR(同期)が使えます!

仕組みとしては、FreeSyncもG-Sync Compatibleも、根っこは同じ『Adaptive-Sync』という共通の仕組み。だからNVIDIAが「このFreeSyncモニター、うちのグラボでもちゃんと動くね」とテストして認めたら、「G-Sync Compatible」を名乗れる、という感じなんです。今のゲーミングモニターは、この「FreeSync+G-Sync Compatible」の両対応がむしろ主流になってきています。

しかも、「G-Sync Compatible」の表記が付いていないFreeSyncモニターでも、実際つないでみたら使えるケースはけっこう多いです(完璧な動作が保証されるわけではないですが…)。なので、NVIDIAユーザーだからってFreeSyncモニターを避ける必要は、もうほとんどないんですね。

かく言うわたしも、グラボは『NVIDIA GeForce RTX 4070』を使っていて、モニターは3枚ともFreeSync系のPixio。つまり「NVIDIAグラボ+FreeSyncモニター」の組み合わせなんですが、ちゃんと同期をオンにして使えています(…わたしの実機の話は9章でくわしく!)

ただ、ひとつだけ注意点があって、NVIDIAのグラボでFreeSyncモニターのVRRを使うときは、基本『DisplayPort(ディスプレイポート)』での接続が推奨なんです。HDMI接続だと不安定だったり、そもそも項目が出てこなかったりすることがあります。ここ、あとの実機章でわたしが身をもって体験しているので、しっかりお伝えしますね…


7. 同期技術の設定のしかた・注意(かるく)

「じゃあ実際どう設定すればいいの?」というのを、ざっくりだけ。むずかしくないので安心してください!

流れとしては、こんな感じです。

  1. グラボのドライバを最新に更新する(これ地味に大事!)
  2. グラボ側の設定でVRRをオンにする……NVIDIAなら『NVIDIAコントロールパネル』、AMDなら『AMD Software』から
  3. モニター側でも有効化する……モニターのボタンで開く設定画面(OSD=On Screen Display)で、「FreeSync」や「Adaptive Sync」をオンにする

両方オンにして、はじめて効く、というのがポイントです。片方だけだと動かないことがあるので気をつけて!

あと、V-Syncは基本オフにして、ティアリング対策はVRRに一本化するのがおすすめです。両方オンにすると遅延が増えることがあるので…。

注意点としては、対応する範囲外のfps(たとえばそのモニターの上限Hzを大きく超えたとき)では、同期が効かないことがあるくらい。まぁここは深追いすると沼なので、「範囲外だと効かないこともあるんだな~」くらいでOKです(笑)


8. そもそも同期技術って必要?

ここまで読んで、「便利そうなのはわかったけど、わたしに必要なの?」って思いますよね。用途別に、フラットに整理してみます!

あると快適な人

  • 対戦ゲーム・動きの速いゲームをやる人……カメラをブンブン振るFPSやアクションゲームは、ティアリングが目立ちやすいので、同期があると画面がスッキリして快適です
  • fpsが上下しやすい重ためのゲームをやる人……fpsが変動してもカクつきを抑えてくれるので、恩恵を感じやすいです

必須ってほどではない人

  • 映像視聴・動画メインの人……YouTubeやアニメみたいな決まったフレームレートの映像は、そもそもズレが起きにくいので、そこまで気にしなくてOK
  • 作業・ネットサーフィンメインの人……こちらもティアリングはほぼ気にならないです

正直な持論を言うと、「あったら快適だけど、なくても致命的に困るものではない」というのがわたしの感覚です… ただ、今のモニターはFreeSync対応がほぼ標準になっているので、「わざわざ避ける理由もない」というのが実際のところ。選ぶときは、同期対応かどうかより、Hzやパネル、サイズといった基礎スペックを優先して選んで、同期は“ついてたらオンにする”くらいの気持ちでいいと思います!

そして何度も言いますが、NVIDIAのグラボでもFreeSyncモニターは「G-Sync Compatible」として使えるので、そこで身構えなくて大丈夫です~!


9. わたしの実機の場合(RTX4070+Pixio3枚)

最後に、わたしの実際の環境でどうなっているかをお話しします。ここが実体験のキモです!

わたしのグラボは『NVIDIA GeForce RTX 4070』。モニターは白いPixioを3枚(トリプル)で使っていて、3枚とも同期技術に対応しています。ただ、接続端子の違いで“効き方”がけっこう変わったので、そこが正直におもしろかったところ!

メイン:Pixio PX248 Wave(23.8型・FHD・200Hz)

メインは200HzのゲーミングモニターPX248 Wave。『Adaptive Sync(AMD FreeSync Premium)』に対応していて、DisplayPortでPCとつないでいます。この組み合わせなら、NVIDIAのRTX4070でもVRRがしっかりオンにできて、いちばん恩恵を感じやすい環境になっています。メインだけあって、ここは文句なしです!(このモニターレビューは👉『Pixio PX248 Wave レビュー』にまとめてます)

3枚目:Pixio PX275 Wave(27型・WQHD・100Hz)

3枚目は大画面のPX275 Wave。こちらは公式スペックにハッキリ『FreeSync/G-SYNC Compatible対応』と明記されている一台です。PCとはDisplayPortでつないでいるので、ここもNVIDIA環境でVRRが使える側。原神やSwitch2を映すのに使っていて、大きい画面でぬるっと動くのは気持ちいいです~!(このモニターのレビューは👉『Pixio PX275 Wave レビュー』にまとめてます)

サブ:Pixio PX246 Wave(23.8型・FHD・120Hz)

そして正直な話をひとつ。サブのPX246 Waveは、『Adaptive Sync(AMD FreeSync)』には対応しているんですが、端子がHDMIだけ(DisplayPort非搭載)なんです。

6章でチラッと言ったとおり、NVIDIAのグラボでVRRを使うには基本DisplayPort接続が推奨。だからHDMIでつないでいるわたしのサブは、NVIDIA環境だとVRRが基本効かない側になります…

でもですね、わたしはこれ、まったく困っていません(笑)。というのも、サブは基本Discord(ディスコード)を出しっぱなしにしたり、攻略動画やYouTube・アニメを流したりするのがメインの使い方で、動きの速いゲームをここで対戦するわけじゃないから。決まったフレームレートの映像がほとんどなので、そもそも同期の出番があまりないんですよね。

これ、応答速度やサブモニターの記事でも書いた「サブは神経質にならなくていい」という考え方と一緒です。サブに求めるのは“完璧なスペック”じゃなくて、“メインとちゃんと揃うこと”。同期がバリバリ効くかどうかより、白でそろった見た目のほうが、わたしにとっては大事だったりします(笑)
(このモニターのレビューは👉『Pixio PX246 Wave レビュー』にまとめてます)

というわけで、まとめると――わたしは同期をオンにして使ってはいるけど、対戦ガチ勢ほど神経質ではない、という温度感です。「使える環境なら使う、使えなくてもそこは割り切る」くらいがちょうどいいのかな~と思っています!


まとめ

今回は「同期技術(G-Sync・FreeSync)」について、初心者向けにやさしくお話ししました!最後にもう一回おさらいです。

  • 同期技術=グラボとモニターの描き替えるタイミングを合わせて、ティアリング(横ズレ)やスタッタリング(カクつき)を防ぐ技術(VRR=可変リフレッシュレート)
  • G-Sync=NVIDIA製(専用モジュールで精密・高価)/FreeSync=AMD製(オープン規格で安い・普及)。ただし2025年時点では差はかなり縮んでいる
  • NVIDIAのグラボでも、FreeSyncモニターは「G-Sync Compatible」として使えることが多い!身構えなくてOK
  • VRRを使うときは、DisplayPort接続が安定しておすすめ(HDMIだと不安定なことも)
  • 必要かどうかは用途しだい。対戦・動きの速いゲームなら快適、映像や作業メインなら必須ってほどではない

同期技術って名前だけ見ると身構えちゃうけど、フタを開けてみれば「ズレを直してくれるありがたい機能」ってだけなんですよね。しかも今はNVIDIAでもFreeSyncが使えるので、そこまで悩まなくて大丈夫です!

モニター選びは、同期はほどほどに気にしつつ、まずはHz・パネル・解像度・サイズといった基礎をしっかり押さえるのがいちばんです。ほかの基礎シリーズの記事もぜひ読んでみてくださいね~!

それではまた!


👇 次に読むとおすすめの記事

コメント

タイトルとURLをコピーしました