みなさんこんにちは!こいぬです!
キーボード基礎シリーズ、いよいよ第3弾までやってきました~!!!
前回・前々回で『ラピッドトリガーとは?』『磁気式(ホール効果)とは?』を解説してきたんですけど、そこで何度も出てきたのが「軸(じく)」とか「スイッチ」って言葉。 「赤軸がどうとか、磁気式がどうとか言われても、そもそも“軸”ってなに!?」ってなった人、絶対いますよね…わかる…わたしも最初はそうでした…
というわけで今回は、キーボードの「打鍵感(=打ち心地)」を決めるいちばん大事な部品、キースイッチ(軸) の違いをまるっと解説していきます!
赤軸・青軸・茶軸みたいな「色」の話から、メカニカル・静電容量・磁気式みたいな「構造」の話まで、初心者さん向けにできるだけやさしくまとめました。 これを読めば、キーボード選びでいちばん迷う「結局どの軸にすればいいの問題」がスッキリするはずです!
先に結論!キースイッチはこう選べばOK
長くなるので、いちばん大事なところを先に3つだけ!
- キースイッチには「構造の違い」と「(メカニカルの中の)軸の色の違い」の2段階がある…ここがゴッチャになると沼るので、まず分けて考えるのが大事!
- 迷ったら、静かでクセのない「赤軸」か、バランス型の「茶軸」あたりが無難!…最初の1台で大失敗しにくいのはこの2つです。
- 「最強の軸」は存在しない! 用途(FPS・音ゲー・タイピング)と、あとは完全に「好み」で選ぶのが正解です。
…はい、身もフタもない結論なんですけど、これがマジで真実なんですよ…! ここからは「じゃあ何がどう違うの?」を、ひとつずつ見ていきます~!
そもそも「キースイッチ(軸)」ってなに?
キースイッチっていうのは、キーの下に入っていて、「押した」ことを検知する部品 のことです。 キーキャップ(指で触るプラスチックの部分)をパカッと外すと、その下にちょこんと生えてる本体…あれがスイッチです。
そしてこのスイッチが、
- どのくらいの重さで押せるか
- どんな触り心地か(スコスコ/カチカチ/スーッ)
- どんな音がするか
- どのくらい速く反応するか
…みたいな、キーボードの「打ち心地」ぜんぶを決めている と言っても言い過ぎじゃないくらい大事なパーツなんです。
キーボードって、いちばん長く指で触り続けるガジェットじゃないですか。 だからこそ、この「スイッチ選び」で満足度がめちゃくちゃ変わってきます…!
💡 「軸」って言葉について ゲーミングキーボードの世界だと、キースイッチのことをよく「軸(じく)」って呼びます。「赤軸」「青軸」みたいに色で呼ぶことが多いですね。ただ、あとで説明しますが「軸の色」は“メカニカル”っていう種類の中の話なので、まずはそこを整理していきます!
キースイッチは「2段階」で分けると分かりやすい
ここが今回いちばん伝えたいところ!

キースイッチの話がややこしく感じるのは、「レベルの違う分類」がゴッチャに語られている からなんです。
整理すると、こうなります👇
- 【1段目】構造の違い → メンブレン/パンタグラフ/メカニカル/静電容量無接点/磁気式/光学式…みたいな「そもそもの仕組み」の違い。
- 【2段目】メカニカルの中の“軸の色” → 赤軸/青軸/茶軸/黒軸/銀軸…みたいな「メカニカルという仕組みの中での、押し心地のバリエーション」。
つまり「赤軸」っていうのは、「メカニカルという構造」の中の「赤っていう押し心地のタイプ」 なんですよね。 「赤軸 vs 磁気式」みたいに並べて語られることもあるけど、厳密にはレベルがちょっと違う…ってことだけ、頭の片隅に置いておいてください!
まずは【1段目】の「構造」から見ていきます~!
【1段目】構造でわけるキースイッチの種類
いろんな種類がありますが、初心者さんが知っておけば十分なものをやさしくまとめました!
① メンブレン|安くて一般的なタイプ
いちばん多く出回っている、安いキーボードの中身がだいたいコレ。 ゴムのお椀(ラバードーム)を押しつぶして反応させる仕組みで、打ち心地は「ふにゃっ」 としています。
- メリット:とにかく安い!静か!
- デメリット:打鍵感がぼんやりしがち・へたりやすい
「家に転がってる千円くらいのキーボード」はだいたいこれ、というイメージでOKです。
② パンタグラフ|薄型・ノートPCでおなじみ
ノートPCのキーボードや、薄いキーボードで使われているタイプ。 キーの下がカシャンと開く「ハサミ(パンタグラフ)」みたいな構造になっていて、薄くて浅い、静かな打ち心地 が特徴です。
- メリット:薄い・静か・軽い打鍵
- デメリット:ストロークが浅くてゲーミング向きではない
「ノートっぽい打ち心地が好き!」って人にはアリですね。
わたしはゲームでは使いませんが、タイピングの面では結構好きです!!!
③ メカニカル|ゲーミング&タイピングの定番!
ここが本命~!!! 1つ1つのキーが独立したスイッチになっている タイプで、ゲーミングキーボードでいちばんよく使われています。
- メリット:打鍵感がしっかりしてて気持ちいい・軸(色)を選べる・壊れにくい・キーの交換もしやすい
- デメリット:メンブレンより高い・(軸によっては)音が大きめ
そして、このメカニカルの中でさらに「赤軸・青軸・茶軸…」と分かれていくわけです。ここは【2段目】でたっぷり解説します!
わたしの入門機だった『e元素』の赤軸キーボードも、このメカニカルの仲間です。ここからキーボード沼が始まりました…(笑)
④ 静電容量無接点|“スコスコ”の高級タイプ
いわゆる「東プレ(REALFORCE/HHKB)」で有名なタイプ。 金属の接点をカチッと当てるんじゃなく、指が近づいた「静電気の変化」で反応 させる仕組みです。
- メリット:唯一無二の「スコスコ」した打ち心地・接点がないので超高耐久・タイパー人気
- デメリット:とにかく高い!(数万円クラス)・ゲーミング用途はやや少なめ
「一生モノのタイピング用キーボードがほしい」って人が行き着く沼、みたいなイメージです…!
⑤ 磁気式(ホール効果)|今アツい!ラピトリの正体
最近のゲーミングキーボードで大流行しているのがコレ! スイッチの底にある磁石と、基板のセンサーで「キーがどこまで沈んでるか」をアナログに読み取る タイプです。
この「位置を読める」性質のおかげで、アクチュエーション(反応する深さ)を自分で調整できたり、あの神機能「ラピッドトリガー」が使えたりします。
- メリット:反応する深さを自由に変えられる・ラピトリが使える・接点なしで高耐久
- デメリット:高め・専用ソフトが前提・スイッチの互換が特殊
わたしのメイン機(Pulsarのやつ)も、ぶいすぽキーボードも、実はこの磁気式です!
👉 磁気式のしくみをもっと詳しく知りたい人は、前回の記事 『磁気式(ホール効果)キーボードとは?』 で断面図つきで解説しているので、そっちを読んでみてください~!
👉 ラピッドトリガーそのものについては 『ラピッドトリガーとは?』 にまとめてます!
⑥ 光学式|光で反応する速いタイプ
キーを押すと光(赤外線)がさえぎられる/通ることで反応 させるタイプ。Razerなどの一部モデルで採用されています。
- メリット:反応が速い・物理接点がないので高耐久
- デメリット:採用モデルが限られる・軸の選択肢は少なめ
「ゲーミング特化でとにかく速さ!」という方向のスイッチですね。
⑦ TMR|次世代として話題の新技術
磁気式のさらに進化版として名前を見かけるようになったのが「TMR(磁気抵抗)」。 磁気式(ホール効果)よりさらに精密に位置を読める…と言われていて、「次世代の技術」として注目されています。
ただ、わたしはこのTMRを“ちゃんと使い込んだ体験”がまだ無いので、ここでは断言せず「そういう新しい流れが来てるよ~」という世間の声どまりで紹介しておきます! (新しいものはこれから情報を追って、実機を使えたらちゃんとレビューしますね…!)
【2段目】メカニカルの“軸の色”の違い(ここが本題!)
お待たせしました~!!! みんなが「軸」と聞いてイメージするのは、たぶんこの「色」の話ですよね。

軸の色は、ざっくり 「重さ」と「引っかかり(クリック感)」の組み合わせ でキャラが分かれています。 ※押す重さ(○○g)はメーカーによって少し変わるので、あくまで「だいたいの目安」として見てくださいね!
🔴 赤軸|軽い・静か・クセなし(超人気!)
- タイプ:リニア(スーッと沈む・引っかかりなし)
- 重さ:軽め
- 音:静かめ
引っかかりがなくスーッと押せて、音も控えめ。いちばん人気で、迷ったらコレ! な万能軸です。 ゲームでもタイピングでも使いやすくて、初めてのメカニカルにピッタリ。
わたしの入門機(e元素)も赤軸でした。「軽くてスーッと押せる感じ」がここで刷り込まれて、今でもリニア系が好きです…!
🔵 青軸|カチカチ!打ってて爽快(でもうるさい)
- タイプ:クリッキー(カチッと引っかかる+クリック音)
- 重さ:やや重め
- 音:大きい!
「押したぞ!」という感触と、カチカチ!という気持ちいいクリック音 が最大の魅力。タイピングが爽快で、ハマる人はとことんハマります。 ただし…とにかく音が大きいので、通話しながらのゲームや、家族・同居人がいる環境だとちょっと気をつけたい かも…!
🟤 茶軸|バランス型・迷ったらコレ枠その2
- タイプ:タクタイル(軽い引っかかりアリ・でもクリック音はなし)
- 重さ:中くらい
- 音:中くらい
赤軸の「静かさ」と青軸の「押した感」のいいとこ取り、みたいなポジション。 「軽すぎず、うるさすぎず、ちょうどいい」 ので、赤軸と並んで“無難な最初の1台”としてよくオススメされます。
⚫ 黒軸|しっかり重い・押し込みたい人向け
- タイプ:リニア(引っかかりなし)
- 重さ:重め
- 音:中くらい
赤軸と同じ「スーッと系」だけど、押す重さがしっかり重い のが特徴。 「軽い軸だと誤爆しちゃう」「グッと押し込む感触が好き」って人に刺さります。指の力がある人向けかも!
⚪ 銀軸(スピード軸)|反応が浅くて速い・ゲーミング特化
- タイプ:リニア(引っかかりなし)
- 重さ:軽め
- 音:静かめ
- 特徴:反応する深さが浅い!
ふつうの軸より浅く押しただけで反応するので、とにかく反応が速いゲーミング特化の軸 です。 ただし浅いぶん誤爆(触れただけで反応)もしやすいので、ここは好みが分かれるところ。
ちなみに…この「反応する深さを浅くしたい/自分で変えたい」という願いを、もっと自由にかなえてくれるのが最近の磁気式キーボードなんですよね。銀軸の「浅くて速い」の進化系が磁気式、みたいなイメージでもOKです!
用途別!どの軸が向いてるの?
こいぬのキーボード選びの軸は、いつも通り 「FPS」「音ゲー」「タイピング」 の3つ。 この3つで、それぞれ相性を見ていきます~!
🎮 FPS・対戦ゲーム
引っかかりがなくスーッと押せる リニア系(赤軸・黒軸・銀軸) か、いっそ 磁気式 が人気! カチカチ引っかかる青軸は、連打や素早い切り返しではちょっと不利になりがちなので、ガチ対戦なら避けられることが多いです。
🎵 音ゲー
軽くて反応が速い軸 が好まれます。赤軸・銀軸・磁気式あたりが相性◎。 連打や同時押しがしやすい軽さが大事ですね。 ※磁気式でラピトリを使う場合は「長押しが途中で切れちゃう」問題があるので、音ゲーのときは設定に注意…!このへんの詳しい話は わたしのメインキーボードのレビュー記事 に書いてます!
⌨️ タイピング
ここは完全に 好みの世界! 「静かにサクサク打ちたい」なら赤軸や静音系、「打った感がほしい」なら茶軸、「カチカチ気持ちよく打ちたい」なら青軸…。 自分が「気持ちいい!」と感じる音と感触を選ぶのがいちばんです。
わたしの軸遍歴・実際の設定について
「こいぬは結局どの軸を使ってるの?」って気になった人へ!
わたしはメカニカルの赤軸(e元素)から入って、今はすっかり磁気式にどっぷりです。 「ふつうのメカニカル → 磁気式」に乗り換えたら、もう戻れなくなっちゃいました…(笑) この“乗り換えの感動”の話は、ちょっと長くなるので別記事に詳しくまとめています👇
- 磁気式そのものへの乗り換え体験 → 👉 『磁気式(ホール効果)キーボードとは?』
- 実際のラピトリ設定値(アクチュエーション○mmとか)を全部公開してるやつ → 👉 『Pulsar PCMK 2HE TKL』レビュー
この基礎記事では「軸って全体でこう分かれてるよ!」というところに集中したので、具体的な設定や“沼った体験談”はそちらでたっぷりどうぞ~!
軸選びの注意点・デメリット
最後に、正直な注意点も置いておきますね!
- 「最強の軸」はない!…何度も言いますが、これがいちばん大事。ランキング1位の軸を買っても、自分の好みや用途に合ってなきゃ意味がないです…!
- 軸の重さ・アクチュエーションはメーカーで少し違う…同じ「赤軸」でもメーカーによって微妙に感触が変わります。数値はあくまで目安に!
- できれば「試し打ち」してから買いたい…家電量販店やキーボード専門店で触れると失敗が減ります。難しければ、まずは無難な赤軸か茶軸から入るのが安全!
- 軸を後から変えたいなら「ホットスワップ対応」をチェック…ハンダづけ不要でスイッチを差し替えられる機能。「いろんな軸を試したい沼の民」は、対応モデルを選ぶと沼が捗ります…(責任は取れません)(笑)
こんな人には、この軸がおすすめ!
- とりあえず失敗したくない! → 🔴 赤軸 or 🟤 茶軸
- 打ってて気持ちいい音がほしい! → 🔵 青軸(※音量注意)
- しっかり押し込む感触が好き! → ⚫ 黒軸
- とにかくゲームで速く反応させたい! → ⚪ 銀軸 or ✨ 磁気式
- 一生モノのタイピング環境がほしい! → 静電容量無接点(東プレ系)
- 反応の深さを自分で細かく調整したい/ラピトリを使いたい! → ✨ 磁気式
まとめ|軸は「用途 × 好み」で選べばOK!
キースイッチ(軸)の違い、最後にギュッとまとめます!
- キースイッチは「構造の違い(メカニカル・磁気式など)」と「軸の色の違い(赤・青・茶など)」の2段階で考えると分かりやすい!
- 軸の色は「重さ」と「引っかかり(クリック感)」でキャラが決まる!
- 迷ったら 赤軸か茶軸 から入れば大失敗しにくい!
- でも結局は 用途(FPS・音ゲー・タイピング)と好み で選ぶのが正解!
キーボードって、いちばん長く触るガジェット。 だからこそ、この「軸選び」にこだわると、毎日のPCライフがちょっと幸せになります…! ぜひ、自分にピッタリの1本を見つけてみてくださいね~!
キーボード基礎シリーズ、次回もお楽しみに! それではまた!
👇 次に読むとおすすめの記事
- 👉 『磁気式(ホール効果)キーボードとは?』 → 今アツい磁気式のしくみを、断面図つきでさらに詳しく!
- 👉 『ラピッドトリガーとは?』 → 磁気式の“神機能”ラピトリを初心者向けに解説!
- 👉 『Pulsar PCMK 2HE TKL』レビュー → わたしのメイン機。実際の設定値まで全公開してます!
- 👉 『ゲーミングモニターの選び方』 → キーボードが決まったら、次は画面!ゲーミング環境まるごと整えるならこちらも。


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