こんにちは、こいぬです!
ちょっと更新の間があいちゃいましたが……キーボード基礎シリーズ、ちゃんと続いてます!
前回のサイズ編で「サイズはキーの”数”の話、配列はキーの”並び”の話だから別モノだよ~」って書いたんですが、今回はその配列のほうを丸ごと1本でやります!
というのもわたし、日本語配列と英語配列、どっちも家にあって毎日どっちも触ってるんですよね。手元のキーボードを配列で分けると、こんな感じです!
| 配列 | 持ってるキーボード |
|---|---|
| 日本語配列 | 『Pulsar PCMK 2HE TKL』…現在のメイン機/ぶいすぽのキーボード…かな刻印までしっかりアリ |
| US配列 | 『e元素』…いちばん最初に買った入門機/『MonsGeek FUN60』…60%のコンパクト機 |
2台ずつでちょうど半々! 完全に両刀です!
両方使ってるからこそ言えるんですが、これどっちが正解とかは本当にないです。ただ「向いてる人・向いてない人」はハッキリ分かれる!
というわけで今回は、
- そもそも配列ってなに?
- 日本語配列とUS配列、見た目と使い勝手はどう違うの?
- 結局わたしはどっちを選べばいいの?
このあたりを、キーボード初心者さんにも分かるようにやさしく解説していきます!
結論:3行でまとめるとこう!
先に結論から言っちゃいますね!
- 配列=キーの「並び」の話。サイズがキーの”数”なら、配列は同じキーの”置き場所”が変わる話です
- いちばん大きな違いは「日本語入力の切り替え方」と「記号の位置」。見た目のEnterの形とかは、正直そこまで生活に影響しません
- 迷ったら日本語配列でOK!US配列は「記号の並びが好き」「キーキャップを着せ替えたい」など、理由がある人が選ぶと最高になるやつです
……はい、今回もいつもどおり「最強はない」パターンです!
でもこの記事を読み終わるころには、自分がどっち側の人間なのかはハッキリすると思います!
そもそも「配列」ってなに?サイズとの違い
まずここを整理しておきましょう。
前回のサイズ編でやったのが、「どのキーを残すか」という話でした。テンキーを消したらTKL、Fキーも消したら65%、みたいなやつですね。
それに対して今回の配列は、「残ってるキーをどう並べるか」の話です。
| 用語 | なにが変わる? | 例 |
|---|---|---|
| サイズ | キーの数 | フルサイズ/TKL/60% |
| 配列 | キーの並び・置き場所 | 日本語配列/US配列 |
なので「TKLの日本語配列」「TKLのUS配列」みたいに、この2つは自由に組み合わさります。サイズを決めたあとに、もう1回配列で悩む……そういう順番になるわけですね!
ちなみに配列には正式な呼び方があって、
- 日本語配列……JIS配列とも呼ばれます。日本で売ってるPCの標準
- US配列……英語配列・ANSI配列とも呼ばれます。海外の標準
- ISO配列……ヨーロッパでよく使われるやつ。日本ではあまり見かけません
ネットでキーボードを探してると「ANSI」って書いてあることがあるんですが、あれはUS配列のことだと思って大丈夫です!

見た目でわかる違い5つ
まずはパッと見で分かるところから! 手元のキーボードと見比べてみてください~
① Enterキーの形
いちばん有名な違いがこれ。
- 日本語配列……逆L字型で、2段ぶち抜きのデカいEnter
- US配列……横長の1段だけのスマートなEnter
日本語配列のEnterはとにかく大きくて押しやすい! US配列に慣れてないと、最初は打ったつもりが空振りします……わたしも普通にやりました!
② 右Shiftの長さ
日本語配列は、右Shiftの左どなりに「ろ」のキーがいるので、その分右Shiftが短いです。
US配列はここが全部Shiftなので、めちゃくちゃ長い! 右Shiftを小指の腹でドン!って押す人は、US配列のほうが快適だと思います。
③ スペースバーの長さ
これ、地味だけどけっこう効きます。
- 日本語配列……スペースの両どなりに無変換・変換・カタカナひらがながいるので、スペースバーが短い
- US配列……そのへんが無いので、スペースバーがめちゃくちゃ長い
US配列を初めて触ったとき、「スペースなっが!」って声が出ました……本当に横に長い!
④ 記号キーの数と場所
日本語配列のほうが、記号の独立キーが多いです。@ とか : とか ^ が、Shiftなしの単独キーで置かれてるんですよね。
そのぶんキーの数自体も日本語配列のほうが多いです。だいたいの目安でいうと、
| サイズ | 日本語配列 | US配列 |
|---|---|---|
| フルサイズ | 約109キー | 約104キー |
| TKL | 約91キー | 約87キー |
……という感じ。メーカーや型番で前後するので、あくまで目安として見てくださいね!
⑤ かな刻印があるかどうか
日本語配列のキーには、アルファベットと一緒にひらがなが印字されていることが多いです。
わたしのぶいすぽキーボードもしっかりかな刻印アリ! ローマ字入力しかしない人には正直飾りなんですが……US配列の刻印がスッキリして見えるのは、この差がけっこう大きいです。
「キーボードの見た目が好き」っていう人がUS配列に流れるの、これがかなり効いてると思います!
実は本題!「日本語入力の切り替え」が最大の違い
見た目の話をさんざんしておいてなんですが……
毎日いちばん影響が出るのは、ここです。
日本語配列は「半角/全角キー」で一発
日本語配列には、キーボードの左上に「半角/全角」キーがあります。これを押すだけで日本語入力のオン・オフが切り替わる。
つまり専用の切り替えボタンが最初から用意されてるってことですね。強い!
US配列には「半角/全角」キーが無い
そう、US配列にはこのキーが存在しません。だってアメリカのキーボードですからね……日本語を打つ想定がそもそも無い!
じゃあどうやって切り替えるかというと、
Alt+ 半角/全角の位置にあるキーを使う……Windowsの標準的なやり方- 好きなキーにIMEのオン・オフを割り当てて使う……キー配置ソフトなどを使う方法
だいたいこのどちらかになります。慣れれば全然いけるんですが、最初の数日はほぼ確実にイラッとします!
※切り替えの方法やキー割り当てはWindowsやIMEのバージョン、キーボード側の設定でも変わってきます。最新のやり方は、自分のPCの設定画面で確認するのがいちばん確実です!
記号の位置がまるっと変わる
そしてもうひとつ。記号の置き場所が別物になります。
よく使うものだけ表にするとこんな感じ!
| 記号 | 日本語配列 | US配列 |
|---|---|---|
@ | 単独キー | Shift + 2 |
" | Shift + 2 | Shift + ' |
& | Shift + 6 | Shift + 7 |
* | Shift + : | Shift + 8 |
( | Shift + 8 | Shift + 9 |
= | Shift + - | 単独キー |
+ | Shift + ; | Shift + = |
_ | Shift + \ | Shift + - |
見ての通り、数字キーの上に乗ってる記号がほぼ全部ズレます。
ここがUS配列のいちばんの山場! でもこれ、慣れるとUS配列のほうがキレイに感じるんですよね。( と ) が 9 0 で隣どうしに並んでたり、+ と = が同じキーにいたり……理屈が通ってるというか。
プログラミングをする人がUS配列を推しがちなのは、この記号の並びの素直さが理由です!
US配列のいいところ
わたしが実際に英語配列機を触ってて「これはいいな」と思ったのはこのへん!
① スペースバーが長くて気持ちいい
親指をどこに置いても当たる安心感。単純に打ってて気持ちいいです。
② 刻印がスッキリしてておしゃれ
かな刻印が無いぶん、アルファベットだけのミニマルな見た目になります。白デスクに置いたときのスッキリ感は正直ズルい!
③ キーキャップの選択肢が段違いに多い
これ、キーボード沼に片足を突っ込んでる人にはかなり重要です。
着せ替え用のキーキャップセットは、US配列前提で作られてるものが圧倒的に多いんですよ。日本語配列は逆L字Enterとか短い右Shiftとか、専用サイズのキーが必要なので、そもそも対応セットが少ない……。
「キーボードをかわいくカスタムしたい!」が最終目標なら、US配列を選んでおくと後々ラクです。
④ 海外の自作・カスタムキーボードがそのまま使える
自作キーボードの世界はほぼUS配列が標準。選択肢が一気に広がります!
⑤ 小さいサイズを狙うと、そもそもUS配列率が高い
これ、サイズ編を書いたあとに改めて気づいたことなんですが……わたしの持ってるUS配列機、75%の『e元素』も60%の『MonsGeek FUN60』も、どっちもコンパクト系なんですよね。
コンパクトなキーボードは海外メーカーの製品が多いので、サイズを小さくしていくほど、候補がUS配列に寄っていく傾向があります。
「60%のかわいいやつが欲しい!」と思って探しはじめたら、気づけば選択肢がUS配列ばっかりだった……というのはあるあるです! 逆に言うと、小さいキーボードに興味がある人は、US配列に慣れておくと世界が一気に広がります!
日本語配列のいいところ
もちろんこっちにも強みがあります。というかわたしのメインは日本語配列です!
① 日本語の切り替えが速い・迷わない
半角/全角キー1発。もうこれに尽きます。日本語をたくさん打つ人には圧倒的に速い!
② 変換・無変換キーが便利
再変換したり、カタカナに一発で変えたり……使いこなすと地味に効きます。
しかもこの2つを別のキーとして割り当てて使う人も多いんですよね。親指のすぐそばに自由に使えるキーが2つある、と考えるとかなり贅沢です。
③ ノートPC・会社のPCと”手が同じ”
これがけっこうデカい!
日本で売ってるノートPCは、ほぼ日本語配列です。デスクの上だけUS配列にすると、ノートPCを開いた瞬間に記号の位置がズレて事故る……。
わたしは両方触ってますが、それでもたまに @ を打とうとして " が出ます。手は正直。
④ 売り場の選択肢が多い・情報も多い
日本で普通に買えるキーボードは日本語配列が主流。困ったときに調べても情報が出てきやすいです。
用途別:FPS・音ゲー・タイピングだとどう?
いつもの3軸でも見ていきましょう!

FPSなど対戦ゲーム
正直、どっちでもほぼ変わりません!
理由はシンプルで、FPSで使うのは WASD周りとスペース、Shift、Ctrl くらいだから。この範囲は日本語配列でもUS配列でもほとんど同じ位置なんですよね。
強いて言うなら、
- US配列は左Altや左Windowsキーの幅が少し違うので、小指まわりの感覚が変わることがある
- US配列のほうがスペースバーが長いので、親指の置き場所が自由
ここは完全に好みの範囲! ゲームのために配列を変える必要はまったくないと思います。
配列よりもサイズのほうがFPSには効くので、そっちが気になる人はサイズ編を読んでみてください~
音ゲー
こちらもどちらでもOK。
手元でプレイするタイプの音ゲーは、押すキーを自分で割り当てるものが多いので、配列そのものより「キーが押しやすい位置にあるか」のほうが大事です。
ただ日本語配列だと、変換・無変換キーを配置に組み込めるのはちょっと嬉しいポイントかも。
タイピング・作業
ここがいちばん差が出ます!
- 日本語をたくさん打つ……日本語配列が有利。切り替えが速い
- プログラミング・記号をたくさん打つ……US配列が有利。記号の並びが素直
わたしはブログを書いたり、ゼミの資料を作ったりで日本語の量が圧倒的に多いので、メインは日本語配列に落ち着きました。
逆にコードを書く時間のほうが長い人は、US配列に乗り換えて「もう戻れない」って言ってる人がめちゃくちゃ多いです!
注意点・デメリット
配列を変えるときに気をつけてほしいことを、正直に置いておきますね。
① 乗り換えには”慣れ期間”がある
これはもう避けられません。だいたい数日~2週間くらいはタイプミスが増えます。
大事な提出物の直前に配列を変えるのは……やめておいたほうがいいです!
② 「2つを行き来する」がいちばんしんどい
これ、実際に両方持ってるわたしが強く言いたいところ。
片方に完全に慣れるか、用途をキッチリ分けるか、どちらかにしないと両方ちょっとずつ下手になります。
わたしは「メインで長時間使うのは日本語配列、コンパクト機のほうはUS配列」って感じで、役割をハッキリ分けてます。……それでも記号でたまに事故りますが!
③ OS側の設定が必要になることがある
US配列のキーボードをつないだのに、PC側が日本語配列だと思い込んでいると、刻印と違う記号が出ます。
そのときはOSのキーボードレイアウト設定を切り替える必要があります。Windowsなら言語まわりの設定から変更できるので、「刻印と違う記号が出る!」ってなったらまずここを疑ってください!
④ キーキャップ互換のワナ
さっきの逆パターン。日本語配列は着せ替え用のキーキャップセットが少ないです。
「かわいいキーキャップに変えたい!」が目的なら、買う前にそのセットが日本語配列に対応してるかを必ず確認してくださいね。ここ、けっこう泣きを見る人が多いところです……。
⑤ Macはまた別の話
Macのキーボードは、日本語配列でもWindowsと少しキーが違います。この記事はWindows前提で書いてるので、Macの人は別途チェックしてください~
こんな人におすすめ!
日本語配列がおすすめな人
- キーボード初心者……まずはここからで間違いなし!
- ブログ・レポート・チャットなど、日本語をたくさん打つ人
- ノートPCや会社のPCも使う人……手が混乱しない
- 半角/全角キーが無いとソワソワする人
US配列がおすすめな人
- プログラミングをする人……記号の並びが本当に素直
- キーキャップを着せ替えたい人……選択肢が段違い
- 刻印スッキリの見た目が好きな人
- 海外の自作・カスタムキーボードに手を出したい人
まとめ
今回はキーボードの配列の違いについてでした!
- **配列=キーの「並び」の話。**サイズ=キーの”数”とは別軸です
- 見た目の違いはEnterの形・右Shift・スペースバーの長さ・記号キー・かな刻印の5つ
- でも生活に効くのは**「日本語入力の切り替え方」と「記号の位置」**!
- FPSも音ゲもほぼ差なし。差が出るのはタイピングと作業
- **迷ったら日本語配列でOK!**US配列は理由がある人がハマると最高になるやつ
わたし自身、日本語配列とUS配列を2台ずつ持ってて毎日どっちも触ってますが、メインは日本語配列に落ち着いてます。ブログを書く時間が長いので、半角/全角キーの一発切り替えを手放せませんでした……!
でもUS配列機のスッキリした見た目とスペースバーの長さは本当に好きだし、コンパクトなキーボードを選ぶならUS配列に慣れておいて損はないので、両方あってよかったと思ってます。
これでキーボード基礎シリーズは、ラピトリ→磁気式→軸→サイズ→配列の5本がそろいました! ここまで読んでくれた人は、もうキーボード選びで迷子にならないはず……!
それではまた!
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